□投稿者/ 竜騎士07 -(2005/02/05(Sat) 00:33:28)
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こんにちは、竜騎士07です。
この辺り、真剣に考えておられる方もおられると思いますので、ちょっとだけまじめに書かせていただきますね。
(以下はあくまでも竜騎士07の一意見としてお読みくだされば幸いです)
著作権法だけの話で違法か合法か、とだけ言われると、厳密には違法かもしれません。ただし、その論法で言えば、二次創作は全て違法となります。
合法にするにはどうすればいいのか? ということになって原則論になると、商業のアンソロジーコミックのように、直接対面してお打合せの上、企画書を拝見し、法務部門の調整した2通の契約書にサインする、という仰々しい物になります。
ですが、こんな手順を踏んで二次創作をされている方は、おそらくおられないと思います。
というか、二次創作は作品への愛の結晶(笑)、そんな面倒な手続きを求められたら興醒めしてしまいますよね。好きだから描く! 情熱こそが純粋な二次創作の原動力だからです。
では、なぜ「違法」なのに許されているのか?
これは簡単に言えば、原作者(著作権者)が「告訴」しないからです。
なぜ告訴しないのか? “不快ではなかった”からです。
作品世界に触れ、さらに高まる想いを二次創作として生み出してくれた作品「二次創作」は、いわゆる作品への愛みたいなものです。
実際、私もオンリーイベントに参加させていただき、大勢の方の「ひぐらし二次創作」を拝見し、本作に寄せられる想いや情熱に深い感動を覚えました。
「ひぐらし」に感動された方が、二次創作を生み出し、それに竜騎士07が感動し、ますますに新作に情熱を注ぐ…。本当に素晴らしいサイクルだと思います。
だからこそ、二次創作者の皆さんに感謝の念こそあれ、不快な思いはありません。だから「告訴」しないのです。
ちょっと古い例になりますが、昔、ポケモンのH同人誌を描き、任天堂に訴えられた方がおられたことを記憶されているでしょうか?
(ピカチューが性的暴行をされるという内容だと聞いております。原作者は、子どもの味方であるピカチューに対する暴挙を不快に思った、のように聞いております…。)
これはまさに、原作者が「不快」に思った事例のひとつです。
二次創作は、愛があるからこそ認められている。
そこがキーワードになると思います。
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さて、お問い合わせのゆたんぽさんのアプリケーションについてですが、前述の話からお汲み取りいただければお分かりと思いますが、「配布形態がNスクリプトであるか否か」は、問題ではありません。
「二次創作」であるか否かが問題になります。
つまり、Nスクリプトの形で配布されている著名な二次創作「ひぐらしのなくこロワイヤル」等も、「ひぐらしのなく頃に」の二次創作であるという意味で、ゆたんぽさんの作品とまったく変わりません。Nスクリプトだから合法、ということではないのです。
ゆたんぽさんの作品は、ひぐらしの二次創作である限り、原作者は今後もとやかく言うことはないと思います。(堅苦しく言うなら、違法であるけれど告訴しない、ということですね。黙認とかスルーという方が今風でしょうか)
前述のポケモン事件も、任天堂が全てのポケモン系同人誌を告訴して回るという事態には発展しなかったと聞いております。
愛のある、純然たるファン活動としての二次創作である限り、必ずしも、即違法、即発表禁止、即告訴…とはならないと考えます。
ここはあくまでも個人的意見ですので、鵜呑みにしないようにお願いします。原作者の許可を得ない限り本来の法律上は、愛に溢れようとも違法は違法です。
つまり、同人における二次創作とは、「自己責任」ということですね。
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